名門が直面する惨状とは? ウクライナ1部シャフタル・ドネツクが18日にJ1福岡と「ウクライナ復興支援チャリティーマッチ」(国立)を行い、2―2と引き分けた。
今回の一戦は、経費を除いた収益のすべてがウクライナ支援のために寄付される慈善試合。外務省などが後援し、会場には上川陽子外相やセルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命大使が訪れ、ウクライナからの避難民約600人が招待された。試合前には岸田文雄首相がビデオメッセージで「現地の惨劇の様子を直接目の当たりにし、日本はウクライナとともにあるという決意を新たにした」などと語った。
Sドネツクは欧州チャンピオンズリーグ(CL)に今季も出場する常連で、欧州屈指の名門。だが、ロシアによる侵攻で過酷な状況を強いられている。MFヘオルヒー・スダコフは「戦争の中でサッカーをプレーするのはとても難しいと感じる。とても難しいキャリアとなっている」と吐露。そして主将のMFタラス・ステパネンコはチームの惨状をこう明かした。
「欧州チャンピオンズリーグ(CL)などの大会ではドイツのハンブルクが拠点になっている。国内リーグではキーウやリビウでプレーしている。それは状況によって変わる」。〝流浪〟の日々を余儀なくされている。
さらに本拠地ドンバスアリーナは2014年のドンバス戦争以来、ロシア占領下にあり「長年の苦しみがあり、砲撃などで今はプレーできない。まだ占領下で補修などもできず、とても悪い状態だ」と壊滅状態にあることを明かす。「14年から帰れていない。今はさらに状況が悪化している」と名門の現状を嘆いた。
日常を取り戻す日が一刻も早く訪れることを願うばかりだ。












