サッカー天皇杯2回戦(26日、埼玉・浦和駒場)、J1浦和は初出場の山梨学院大を3―0で下し、今季初勝利を手にした。

 明治安田J1リーグ第3節町田戦(23日、MUFG国立)から中2日ということもあり、浦和はFW水沼宏太やGK福井光輝ら、ここまで出場機会に恵まれていなかった選手が多くスタメンで出場した。

 立ち上がりにはスタンドから「相手大学生だぞ。やれよ、ちゃんと」といったヤジも飛んだが、前半18分にFWオナイウ阿道が左からのクロスに頭で合わせて先制。同23分にもオナイウが味方のヘディングの折り返しを押し込んで追加点を得た。その後も前線からのアグレッシブな守備で主導権を握り続け、2点リードで試合を折り返した。

 後半も浦和優位は揺るがない。前線の選手の素早いプレスバックで相手の反撃の芽を摘み続けると、同39分にはDF片山瑛一がダメ押し点をマーク。危なげなく試合を締めた。

 加入後初得点を含む2ゴールを決めたオナイウは「ちゃんとチームの勝ちにつながったのが良かった」と自身の活躍を振り返り、「リーグ戦でなかなか勝てない中で、この状況で出たメンバーがちゃんと勝って次のラウンドに進めたのも良かった」と喜びを語った。

 今季初のフル出場は大学生とのゲームだったが「どんな大会でもどんな一試合でも、そこにかけている選手がいる中で、無駄になる試合は一つもない。一つひとつの積み重ねが次の試合や成長するポイントにつながる」とプロとしての矜持を強調。

 代表経験もあるFWは、今後の得点量産へ向け「『自分は得点が取れるんだ』というのはブレずに持ち続け、そこを出せれば自然にボールが出てくる関係性ができると思う。みんなと試合の中で改善して、話し合ってやっていけたら」と連係強化に視線を向けた。