J1福岡は26日、天皇杯2回戦(ベススタ)でJFLヴェルスパ大分とホームで対戦。延長戦を含む120分間で得点を奪えず0―0のままPK戦に突入し、5―4で勝利して3回戦進出を決めた。

 22日のJ1鹿島戦から先発全員を入れ替え、今夏に加入した元スペイン代表MFオリオール・ロメウも公式戦で初めて先発に名を連ねた。福岡は最後の局面で仕留め切れず、後半にはFWウェリック・ポポ、DF岡哲平らを送り込み、さらにMF奥野耕平も投入したが、90分間でゴールを奪えなかった。延長戦でも均衡は破れず、決着はPK戦へ。5―4で競り勝ち、苦しみながら3回戦への切符を手にした。

 塚原真也監督は試合後、「カップ戦ですので、次のステージに進むっていうのが一番大事」と勝利を受け止めた。ただ、シュート数で相手を大きく上回りながら120分間無得点に終わった攻撃には「そこのクオリティーを上げていかないとリーグ戦にもつながらない。このカップ戦に関してはタイトルを取るっていう目標があるので、そこからすると、まだまだ足りない」と課題を口にした。さらにサイドからの攻撃が「少し単調」になったことにも触れ、「ポポだけに入れてても多分崩れないと思うので、攻撃のバリエーションは少し増やしていかないと」と指摘した。

 GK小畑裕馬は120分間無失点でゴールを守り、PK戦でも勝利に貢献。「元々このチームは失点が少ないチームでしたので、それをしっかり体現して試合に自分自身も出られれば。底上げっていうのはすごく大事」と今後を見据えた。

 内容には課題を残したものの、塚原監督は「勝って反省材料をもらうっていうのは非常に大事」と強調。タイトル獲得を目標に掲げる福岡が、苦しみながらも次戦へ駒を進めた。