J1横浜Mのスペイン人GKルベン・ブランコ(31)が、開幕3試合で2得点と活躍する16歳のMF三井寺眞の〝伸びしろ〟に言及した。三井寺は先発した22日の神戸戦(日産)の前半8分に豪快なボレーシュートで先制点。開幕戦に続く今季2点目は、決勝点となった。

 早くも主力の風格漂う16歳について新加入したブランコは「三井寺は非常に若いが、すでに頭角を現している素晴らしい選手。若いのに全ての球際で戦う姿勢を見せていて、大人っぽく見える」と太鼓判。スペイン1部で通算121試合に出場してきた中で、若手ホープとプレーした経験も多く、説得力が伴う。

 今後のさらなる飛躍の鍵には精神面を挙げる。「今のスペイン代表の若手選手はメンタルが強くて『なんでもできる』みたいな考え方を持っている。そこがどれだけ成長できるのか、どう成長していくのか自分も楽しみにしている」と期待を口にした。

横浜Mのゴールを任されているGKブランコ(左)
横浜Mのゴールを任されているGKブランコ(左)

 一方で周囲の過熱ぶりに対しては、警鐘を鳴らす。「重要なのは年齢ではなく成熟度。その意味で日本とスペインに大きな違いはない。若い選手にチャンスを与えることと同じくらい、焦らないことが重要。余計なプレッシャーをかけないことが大事だし、そこからなじんでくれば、もっと結果を出してくると思う」と熱弁した。

 若き才能を守ろうとする言葉の裏には、温かい親心がにじむ。「サッカーは簡単ではなく、思い通りいかないこともある。だからこそ、彼にはいろいろな経験をしてほしいし、のびのびとプレーしながら楽しんでほしい。自分たちベテランはしっかりそれを支えたい」。

 異国からやってきた新守護神は、逸材を全力でバックアップしていく構えだ。