ウクライナ1部の強豪シャフタル・ドネツクが、早ければ今冬の移籍市場から日本人選手の獲得に乗り出す。

 Sドネツクはウクライナ復興支援チャリティーマッチ(18日、国立)でJ1福岡と対戦。マリノ・プシッチ監督(52)は「ハードスケジュールで大変だったが、全世界からスポットライトが当たる試合。(ロシアとの)戦争をできるだけ早く終わらせるための何かになることを信じている」と力説。シーズン中で13日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグのポルト(ポルトガル)戦で、3―5の敗戦から15日に来日する強行日程だが、ロシアによる侵攻で苦しむ母国の一助となるために貢献する覚悟だ。

 今回の来日をキッカケにして日本との〝ホットライン〟も築く方針だ。プシッチ監督は「私はコーチとして日本人選手と関わってきた経験がある。以前いたフェイエノールトでFW上田綺世と交流があった。彼はとても勤勉でパワフルで、スペシャルなクオリティーをもっている選手だった。そうした中で、日本人選手の印象はとても素晴らしいものだ」。今季途中まで上田を指導した経験などから、日本人選手を高く評価している。

 そのため「今後の日本からシャフタルへの移籍は、移籍ウインドー(期間)だったりを考慮しなければいけないが、それは十分ありえることだと思う」と積極的に日本人選手の獲得に乗り出すことを明言した。

 Sドネツクは戦時下というリスクがある一方で、毎年欧州のビッグクラブへ飛躍する選手を輩出しているメリットもある。日本から世界を狙う若手などの電撃移籍も十分ありそうだ。