彭帥失踪問題で新展開 WTA中国撤退に賛同続々で〝ぼったくり男爵〟窮地

2021年12月04日 05時00分

彭帥(ロイター)
彭帥(ロイター)

 中国と〝ぼったくり男爵〟へ、じわじわプレッシャーだ。中国の女子テニス選手・彭帥(35)が張高麗元副首相から性的関係を強要されたと告発して行方不明になっている問題で、女子テニスツアーを統括するWTAは〝中国撤退〟を表明。これに男子のATPツアーや各国協会も相次いで賛同の意を示している。

 WTAは「中国の指導部は非常に深刻な問題に、信頼できる方法で対処していない」と非難。これを後押しするように、ATPは「対応は不十分。彼女の状況をより明確に把握するために、選手とWTAの間でオープンな直接対話を行うことを再度求める」と声明を発表した。

 また、英国テニス協会もツイッター上で「彼らは彭の状況に断固とした態度で対応し、プレーヤーの安全と権利を第一に考えている」とWTAへの支援と賛同を表明。オーストラリアテニス協会も「彭の健康と幸福は私たちの最優先事項」などと声明を発表して〝援護射撃〟した。

 このWTA支持の流れは今後、テニスに限らず他競技にまで波及していく可能性も十分ある。一方で、彭と2度のビデオ通話を行ったと発表した国際オリンピック委員会(IOC)に対しては「中国の宣伝に使われている」などと非難の嵐。彭の真の安全が判明しない限り、北京五輪を開催したい中国とIOCのトーマス・バッハ会長のコンビへの批判は増すばかりだ。

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