東京五輪に臨む7人制ラグビー男子日本代表の岩渕健輔ヘッドコーチ(HC=44)が、15人制代表WTB福岡堅樹(27=パナソニック)の合流時期を決めかねている。

 当初、昨年末の国内合宿から7人制にシフトチェンジする予定だった福岡は、8強入りしたW杯日本大会の盛り上がりもあってトップリーグ(TL=12日開幕)にも参戦する意向を示し、第2節(パナソニックは18日)まで出場することで決着。しかし岩渕HCは「まだいろいろ話をしている段階。(福岡の合流が)いつというのは決まっていない」と白紙状態を強調した。

 かねて指揮官は「(7人制への順応は)かなりの時間がかかる」と話しており、TL第2節が終わった時点でのコンディションを考慮しながら慎重に決めていく模様。しかも1月中旬から2月下旬まで4大会に出場する海外遠征とあって、実績のある福岡といえども7人制では即実戦とはいかない。

福岡は「東京五輪後に現役引退し、医学の道へ進む」と公言しているが、合流遅れが五輪代表入りにも大きく影響しそうだ。