国内男子ツアー「ISPSハンダ欧州・日本トーナメント」最終日(24日、茨城・石岡GC=パー71)、ホストプロで首位スタートの桂川有人(23=国際スポーツ振興協会)が7バーディー、1ボギーの65で回り、通算24アンダーでツアー初優勝を飾った。

 単独トップで迎えた16番パー5で痛恨の3パットボギーを叩いた時点で先を回っていた星野陸也(興和)と並んでしまったが、17番パー3で1・5メートルにつけてバーディーを奪うと、最終18番パー4はパーでまとめて待望の瞬間が訪れた。「やっと初優勝できた。2位も続いていたので本当にうれしい」。1月の「SMBCシンガポールオープン」で2位、3月の国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」でプレーオフの末に2位だっただけに、喜びもひとしおだった。

 成長著しいプロ2年目は、中学卒業後にフィリピンへゴルフ留学して腕を磨いた。そんな進路を選択した裏には、大のプロレスファンで特に新日本プロレスの内藤哲也(39)に心酔していることと関係している。内藤がメキシコ遠征で飛躍のキッカケをつかんだことに感化され、異国での修行を決めたという。18番グリーン上では、優勝したらやるつもりだった〝内藤ポーズ〟。桂川は愛するプロレスラーについて「ファンの方々を魅了するカッコイイところが好き。すごい勇気をもらえる」と目を輝かせた。

 今後に向けては「次はなるべく早く2勝目を挙げること。(今季最終戦の日本シリーズ)JTカップにも出場して、海外にも出場していきたい」。すでに1月の「SMBCシンガポールオープン」2位で得た「全英オープン」(7月)の出場資格もある。ゴルフ界の制御不能男となって国内外で大暴れといきたいところだ。