美女殺人者の衝撃正体が明らかになった!! 同居していた交際相手で飲食店従業員の平田勇二さん(48)をメッタ刺ししたうえ金属バットでタコ殴りして殺害したとして、殺人の疑いで逮捕された無職の菊池あずは容疑者(28)のショッキングな過去が続々と明らかになった。数年前には働いていた銀座のクラブに“放火”するなど、超危険人物として有名だったのだ。

 あまりにも残虐な事件に、日本中が震え上がった。菊池容疑者は2日、東京都中央区新川のマンションの一室で平田さんを殺害した疑いで逮捕された。銀座ホステス、着エロDVDに出演という美貌ながら、就寝中の平田さんの胸を包丁で何度も刺して失血死させただけではなく、金属バットで頭部を殴るという凶悪な犯行は、世間の注目を大きく集めている。

 警察の調べに菊池容疑者は「最近、別れ話をされていた。別れるぐらいなら殺そうと思った」と容疑を認めている。

 福岡県出身の菊池容疑者は中洲のクラブで働いた後、上京。2010年ごろに銀座のホステスとなり、それから何軒もクラブを転々とした。現在は無職ということになっているが、つい最近まで銀座で働いていたようだ。事件がなければ、また今月から銀座で仕事を再開する予定だったという。菊池容疑者は約1年前、勤務先の飲食店で同僚だった平田さんと知り合い、交際を始めた。

 それにしてもいったいなぜ、まだ若い菊池容疑者は自分の人生を棒に振ってまで殺人という凶行に及んだのか?

 菊池容疑者を知る銀座クラブの社長は「菊池はヤバイ性格で有名だった。男への依存心、所有欲が強く何度もトラブルを起こした」と語る。

 かつて交際した男性とも大トラブルになり、エキセントリックとも言える異常な行動に出たこともあったという。

「妻子持ちの男性と付き合っていたとき、性病をうつされたとブチ切れた。怒りが収まらない菊池は早朝に男性の自宅を“襲撃”。奥さんにすべてブチまけ、男性が働いている会社にも殴り込みをかけた。『家庭を破壊してやる。クビにしてやる。一生をメチャクチャにしてやる!』と息巻いていたらしい。ここまでくるともはや狂気だよ」と同社長。

 菊池容疑者は一度切れると、異常なまでの執着心を持って、徹底的に相手を攻撃するタイプのようだ。2~3年前には、菊池容疑者の名前が銀座中に知れ渡るきっかけとなった、とんでもない事件も起こした。

 銀座の黒服は「当時働いた店の経営が悪化し、給料が未払いとなった。それに切れた菊池は、クラブの営業時間中にホステスの控室でボヤを起こした。紙に火を付け、控室に投げ捨てたようだ。死人やケガ人こそ出なかったが、消防車が出動する騒ぎとなって大変だったそうですよ。結果的に菊池と店は示談という形で終わったみたいですが、銀座では有名な話だ」と明かす。

 そんな菊池容疑者にはもう一つ、銀座で大きな疑惑がささやかれていた。一部報道された“男性疑惑”だ。179センチという長身、まるで男性のような体格からそのように思われたのだが、ここにきて新たな証言も飛び出した。

 前出の社長は「菊池は女性ホルモンが足りない病気と言って、毎日30錠ほど女性ホルモンの薬を飲んでいた。豊胸していることは間違いない。楽しんごのような声だったから、みんなニューハーフだと思っていた。元男が女に変身した体を維持するために飲み続けていたのか、それとも性分化疾患(生まれたときに性腺が精巣か卵巣にはっきりと分化していない状態や、第二次性徴が十分に起こらずに性ホルモンが不足する状態など)だったのかは定かではありませんが…」と明かす。

 男性のような体つきにコンプレックスを抱き、ホルモン薬を大量に服用し精神的に不安定になった菊池容疑者。親身になってくれる人もほとんどおらず“心の闇”が膨らみ、ついに殺人という重い罪を犯してしまったのかもしれない。