山本太郎氏の代表辞任に伴うれいわ新選組の代表選が7月31日投開票され、山本ジョージ幹事長が選出された。党名を変更し、解党的出直しを図るが、泉房穂参院議員と元2ちゃんねる管理人のひろゆき氏の新党にトドメを刺されかねない危機的状況となってきた。

 山本ジョージ氏は菅直人元首相の秘書を経て、都議2期を務め、1996年に民主党から衆院議員に当選したが、秘書給与事件で逮捕、実刑となり、服役。社会復帰支援で活動中に山本太郎氏のラブコールを受け、れいわから昨年の参院選に出馬。今年の衆院選で比例復活し、約25年ぶりに永田町に復帰していた。

 晴れて代表に選出されたが、イバラの道が待ち受けている。山本太郎氏は「れいわ新選組=山本太郎とされる」と党名変更を〝遺言〟として残し、党名変更問題がいきなりの課題となる。

 さらに昨年の参院選で当選した3人は28年に議員辞職し、次点候補に議席を譲るれいわローテーションの対象となるが、ローテ制度の見直し案が浮上している。ほかにも党や櫛渕万里前共同代表の秘書給与疑惑を巡り、近く捜査当局の動きがあるとみられている。

「山本太郎氏だけでなく、代表を支えた大石晃子氏も党を離れ、よくも悪くも強烈な毒を持つ曲者2人がいなくなり、れいわの独自色は消えつつある」(永田町関係者)

 さらにれいわに衝撃を与えるのが泉氏が結党した「ひろゆき&いずみ新党(仮)」だ。来年の統一地方選で都内11選挙区や8道府県知事選や首長選に候補者を擁立する考えを明かしている。

「泉新党にはすでに中道や国民民主党のリベラル系が結集する動きがある。2年後の参院選や次の衆院選では国政政党となって、一大勢力となる可能性が高く、れいわからの離党者や支援者の受け皿にもなる」(前同)

 泉氏は新党のイメージカラーについて、自身が愛用するシャツを指し、ピンク色の採用を示唆している。国政ではれいわのイメージカラーだが、泉新党がれいわをのみ込むことになるのか。