イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(37)が、今季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場クラブ移籍へ譲歩も辞さない構えだ。

 C・ロナウドの去就を巡っては、移籍を拒否しているマンチェスターU側と平行線状態のままとなっている中、31日(日本時間8月1日)に行われるラヨ・バリェカノ(スペイン)とのプレシーズンマッチに出場予定。エリック・テンハグ監督体制初の実戦となる。

 これが残留のサインとする向きもあるが、スペイン紙「アス」によると、本人は、かねて報じられたスペイン1部アトレチコ・マドリード入りを望んでいるという。しかも自身の年俸が下がることもいとわないとのこと。同紙はフランス代表FWアントワヌ・グリーズマンやスペイン代表FWアルバロ・モラタの放出で受け入れの可能性が出てくるとした。

 Aマドリードのエンリケ・セレソ会長は地元メディアに「彼がアトレチコ・マドリードに来ることは事実上不可能だ」とコメントしたが、状況が変われば不可能ではなくなるということなのかもしれない。さらにAマドリードサポーターは、かつてRマドリードに所属したCロナウドへ拒否反応を示している。逆風の中でも、スーパースターにとって自己実現の近道がAマドリード入りということなのだろうか。