スペイン1部バルセロナではロナルド・クーマン監督(56)が今季の国内リーグ戦や欧州チャンピオンズリーグ(CL)の成績次第でシーズン終了後に解任される可能性がある中、スペインの移籍専門メディア「フィチャージェスネット」が後任候補を報じた。

「(新会長に就任した)ジョアン・ラポルタは、チームの舵取りを変更する必要がある場合に2つのオプションがある。名前はユリアン・ナーゲルスマン監督(33)とエリック・テンハグ監督(51)だ」

 ナーゲルスマン監督はドイツ1部ライプチヒを率いて史上最年少で昨季CL4強を果たすなど欧州中で注目されており、スペインの宿敵であるレアル・マドリードの次期監督候補にも浮上している。一方のテンハグ監督もオランダの名門アヤックスを率いて国内リーグを2連覇中で、2018―19年シーズンのCLで4強に進出するなど新進気鋭の指揮官だ。

 バルセロナの次期監督候補を巡っては、クラブのレジェンドで現在カタール1部アルサドを率いるシャビ氏(41)も有力視されていたが「ラポルタはシャビが近いうちに監督になるとはあまり考えていない」と新会長が時期尚早とみており、欧州で実績のある指揮官が有力候補に浮上した。

 また今後の状況次第では、バルセロナのBチームを率いるガルシア・ピミエンタ監督(46)を内部昇格させるプランもあるようだ。

 新会長が誕生して後任レースも新たな方針が打ち出されそうだ。