スペイン1部バルセロナは10月31日、アウェ―のアラベス戦に1―1で引き分け、リーグ戦4戦連続未勝利となった。

 欧州チャンピオンズリーグは、10月28日の1次リーグ・ユベントス(イタリア)戦に2―0で勝って2連勝スタートとなっているが、リーグ戦の調子が上がらない。この日は、前半31分に先制を許す苦しい展開。後半17分に相手選手が2枚目の警告で退場処分となり、数的有利となった直後の同18分にフランス代表FWアントワヌ・グリーズマン(29)が同点弾を決めた。

 しかし10人となった相手から勝ち越しゴールを奪えず、ドロー決着となった。スペイン紙「マルカ」によると、グリーズマンは「多くのチャンスはあったが、1点しか決められなかった。そこは改善する必要があるし、ハードワークも必要。ただ、シーズンは長いので慌てず、落ち着いてやっていかなければならない」と語った。

 ロナルド・クーマン監督(57)も「選手の姿勢や集中力に問題はないが、ゴール前で決めきれないのは問題。ユベントス戦でも同じことが起きたし、多くのチャンスをつくって1得点というのは良くない」と決定力不足を問題視した。