J1でFC東京の日本代表DF長友佑都(35)が21日の柏戦(味スタ)で〝違和感〟のため途中交代となった。

 長友は右サイドバックでスタメン出場したが、後半16分にDF中村帆高と交代した。この交代についてアルベル監督は試合後に「今日の試合の中でFWディエゴ(オリベイラ)、長友も違和感を感じていたので、早い時間で交代した」と自ら切り出し、異変が起きたための交代だったと明かした。

「選手たちには、少しでも違和感を感じた時にはプレーを止めろと。そこで無理にプレーを続けてしまうと大きなけがにつながってしまう。リスクが大きくならないように、すぐに言うように選手たちには伝えている。少し違和感を感じていたので帆高を投入した」と指揮官。具体的な箇所や症状には言及しなかったが、早めにプレーを止めさせることを決断した。

 長友はカタールW杯に向けて6月に強化試合の4試合行う森保ジャパンに招集されている。不動のレギュラーだけに不安が募るが「けがと表現するには至っていない。ただ、今まで違和感を抱えていたところがあり、治りきったと我々は思っていたがそうではなかった。念のために今日は交代した」と説明。大事には至っていない模様だが、以前から症状が出ていた箇所とアルベル監督は指摘しただけに今後の回復状況が気がかりだ。