J1神戸は6日、ルヴァンカッププレーオフ第1戦にホームで浦和に1―2で逆転負けを喫したが、今季初めて実戦で導入した3バック布陣が機能し、今後の戦いに大きな手応えを得た。
序盤からボールを支配した神戸は前半3分に先制するも46分に同点に追いつかれると、後半26分にはバックパスを処理しようとしたDFが足を滑らせたところをFW興梠慎三(34)に奪われ、そのまま決勝弾を許した。チームは敵地での第2戦(13日)に巻き返しを誓うが、この日、初披露した3バックシステムに自信満々だ。
神戸の三浦淳寛監督(46)は「もったいない失点」としながらも新布陣について「しっかりと攻撃に厚みを出していきたい。ピッチ全体を使って攻撃したい」と説明し、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(36)を中心とした超強力なアタック陣の力を最大限に発揮するためにフォーメーションを変更したという。
「いいところはたくさんあったと思う。ピッチ全体の動きは良かった。特に前半はよくできていたという印象がある」と自画自賛。プレーオフ第2戦はもちろん、リーグ戦でのV戦線浮上にも大きな自信を得たようだ。