J1湘南は24日、FW岩崎悠人(22)とMF松田天馬(25)の2選手の退団を発表した。

 岩崎は今季J1札幌から期限付き移籍で加入し、リーグ戦16試合、カップ戦3試合に出場したが無得点。レンタル期間満了となり、来季はJ2千葉に1年間の期限付きで移籍することも併せて発表された。「チームの力になれず悔しい気持ちいっぱいです。応援してくださったファン、サポーターの皆さんには感謝しかありません」などとクラブを通じてコメントした。

 松田は鹿屋体育大時代の2017年に特別指定選手として湘南でプレーし、18年に正式入団。今季は34試合中、33試合に出場して2得点をマーク。J1通算86試合6得点の成績を残し、チームの中心選手として戦ってきた。「僕をプロサッカー選手として育ててくれた湘南ベルマーレというクラブに、そしてサポーターの皆さんには感謝しかありません。在籍したこの3年半は僕の人生の中で最も濃く、充実した時間でした」と振り返り「大好きなこのクラブを離れるのは本当に寂しいですが、新しい環境に身を置いて成長する決断をしました。覚悟を持って違う舞台で戦ってきます!」と意気込みを示した。

 来季はJ2京都に完全移籍する。京都の来季監督は、19年途中まで湘南を指揮した曺貴裁氏(51)。18年にルヴァンカップを制した際の師弟コンビが復活する。