欧州カンファレンスリーグ(ECL)決勝(27日=日本時間28日、ドイツ・ライプチヒ)、日本代表MF鎌田大地(29)の所属するクリスタルパレス(イングランド)はラヨ・バリェカノ(スペイン)に1―0で勝利し、初出場で初優勝を果たした。

 クリスタルパレスは後半6分にMFアダム・ウオートンが放ったミドルシュートをGKがはじき、そのこぼれ球をFWジャンフィリップ・マタテが押し込み、このゴールを守り切った。

 守備的MFでフル出場した鎌田も前線へのスルーパスで好機を演出するとともに的確なカバリングで攻撃の芽を摘むなど、好パフォーマンスでチーム悲願の欧州制覇に貢献した。試合終了のホイッスルが鳴ると、普段はクールな鎌田も感情を爆発。チームメートと抱き合って飛び跳ねるなど満面の笑みで歓喜する珍しい姿を見せた。

 鎌田にとってはEフランクフルト(ドイツ)時代の2021―22年に成し遂げた欧州リーグ(EL)優勝に続き2度目の欧州制覇。日本人で〝欧州2冠〟を達成した初めての選手となった。またチームは来季の欧州リーグ(EL)出場権も獲得した。オリバー・グラスナー監督は「試合は予想通りの展開だったが、後半開始の15分は素晴らしかった。努力すれば何でも可能だと選手たちに言ってきた。今日、それが報われた」などとコメントした。

 ECL決勝を中継した「WOWOW」で解説を務めた元Jリーガーの林陵平氏は鎌田について「すごかったな…」とつぶやくと「攻守で抜群に効いていた。攻撃の部分では前を向いてパスも出せる。ドリブルで運べるし(相手DFのマークを)はがせる。守備のところではセカンドボールの回収、気の利いた守備もできるし、本当にすさまじかった」と絶賛した。

 鎌田は6月2日に日本代表に合流する予定でW杯に向けて準備を進めていく。ECL優勝の勢いのまま本番でも大暴れしてくれるはずだ。