日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長(49)が27日に都内で会見を行い、欧州サッカー連盟(UEFA)とアジアサッカー連盟(AFC)との間で指導者ライセンスの相互承認が締結されたことを発表した。これにより、日本でライセンスを取得した指導者が、欧州の舞台で指揮を執ることが可能になった。

 宮本会長は「日本の指導者が世界に出ていって勝負できる環境になったことは喜ばしく思う。指導力のある日本人が向こうのクラブから請われて行ける、ようやくスタートラインに立った」と、2010年からJFAとUEFAの間で進めてきた交渉が結実したことを強調した。

 今回UEFAと相互承認を結んだのは、日本や韓国を含むアジアの12か国。本承認はすでに施行されている。 

 欧州のクラブチームを率いるためには、トップリーグで3年以上の監督経験、またはA代表の指揮経験が必要となる。現時点ではJFAに問い合わせやオファーはないが、この条件に該当する日本の指導者は約60名ほどだという。

「アジアでは日本人の需要が高まっている。これからのサッカーの成長によっては、日本人指導者が欧州でも求められる」と期待する。一方で「もちろん日本サッカー自体の評価が低ければ需要は少ない。W杯でグループリーグ敗退をすれば、それ以上の成績の国から求められることは考えづらい」と代表チームが出す結果の重要性にも言及した。

 日本人指導者の未来のためにも、森保ジャパンの北中米W杯(6月11日開幕)での躍進が期待される。