FC東京は3日、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグF組最終戦でパース(オーストラリア)を1―0で下し、決勝トーナメント進出を決めた。前半8分にMFアダイウトン(29)がペナルティーエリア左から右足で流し込んだゴールが決勝点となった。

 この日は、前節から先発メンバーを大幅に変更。若手中心で臨んだ一戦となったものの、長谷川健太監督(55)は「出場機会の少ない選手たちが試合を作ってくれたと思う。特にアダイウトンの先制ゴールはチームに力と勇気を与えてくれた。本当に予選を通じて選手全員がチームの勝利のために頑張ってくれた」と手応えを口にした。

 ただ、終始ペースを握りながらも、追加点を奪うことができなかったことから「後半は次の1点でダメ押しをしたかったが、簡単な試合にはさせてもらえなかった」と反省も忘れなかった。

 過去2度は、いずれも決勝トーナメントの初戦で敗退。過去最高のベスト8入りへ、6日に北京国安(中国)と対戦する。中2日のハードスケジュールだが、アダイウトンは「このあとしっかり休みたい。決勝トーナメントに進んだので次の試合に備えたい」と意気込んだ。