J1FC東京の長谷川健太監督(54)が8月の戦いぶりを振り返った。

 チームは真夏の8月に7試合を消化。MF橋本拳人(27)がロシア1部ロストフに、DF室屋成(26)がドイツ2部ハノーバーに移籍した中でも、3勝2敗2分けと粘り強い戦いを見せ、上位争いに食い込んでいる。

 1日にオンライン取材に応じた指揮官は「結果はもう少し勝ち星が伸びればよかったと思うが、8月に入って、7月から主力の選手が抜けるという事態を受けて、チームの再考、チームづくりが急務の中で、チームとしていいバランスの戦い方ができるようになった。それが結果にすごい反映されているわけではないが、内容もしかり、結果をそれに伴ってついてくるようになった」と一定の評価を下した。

 その上で「ベースは出来上がったと思うので、これからどこまでベース自体のレベルを上げられるか。若い選手も出てきたし、チーム内で競争しながら、チーム力をさらに上げていけたら」と、若手選手らにさらなる奮起を促した。

 ここ最近の試合では、DF中村拓海(19)やFW原大智(21)らの若手が台頭を見せているだけに、長谷川監督の期待に応えられるか注目だ。