J1C大阪の元日本代表MF清武弘嗣(30)が30日、アウェーの横浜FC戦で2得点に絡んで2―1の勝利の立役者となった。

 0―0の前半14分。FW高木俊幸(29)からのパスを受けると、ペナルティーエリア内で相手DFをかわして左足で落ち着いてゴールを決めてみせた。「相手がいつ滑るのかタイミングをずらして、あとはゴールを決めるだけだった」

 後半13分の2点目は左サイドをドリブルで持ち上がり、ペナルティーエリア内まで進入したが、相手のディフェンスにバランスを崩しながら、中央のMF奥埜博亮(31)にボールを預け、最後はFWブルーノメンデス(26)が決めた。

 清武は「シュートを打とうと思ったら、後ろから相手が追いついてきたので、奥埜がブルーノに冷静に渡してくれた」と振り返った。

 チームは2位をキープ。今季はリーグ優勝へのより強い気持ちを持って臨んでいる。「(C大阪で)天皇杯、ルヴァンカップを取っているのであとはリーグ優勝。ロティーナ監督になって去年の上積みもある。優勝の自信はある」と力強く語った。