ゼロワン夏の祭典「火祭り」で11年ぶり2度目の優勝を果たした大日本プロレスの関本大介(41)が、「頸髄損傷」の重傷を負った大谷晋二郎(50)の思いを継承する。
ノア・稲村愛輝との死闘を制した決勝戦から一夜明けた1日、関本は「昨日、稲村選手と戦えて本当によかった。試合後、頭がポーッとして、コメントしてるのかどうかもわからないくらいでした」と振り返った。
関本にとって火祭りは特別なリーグ戦だ。大谷に直談判し、2001年の第1回大会に参戦した。「あの時、キャリア1年くらいの無名の俺に、大谷さんは真っ向から来てくれて。俺のプロレス人生は本当の意味でスタートしたんだって思う」
その大谷は4月10日の両国大会でノアの杉浦貴と対戦。ジャーマンでコーナーに叩きつけられた直後に動かなくなり、救急搬送された。専門医の診断検査は「頸髄損傷」で、現在も自分の意思では体を動かすことも思い通りに言葉を発することもできない状態が続く。
関本は以前から大谷に「プロレスは、いつ何が起こるかわからない。だから、俺はビッグマッチでも、小さなチャリティーでも、『これが最後!』って思いで常にリングに向かってるよ!」と教わったという。
関本のショックは大きかったが、自分にできることを模索した結果、「大谷さんが僕にしてくれたことを若い子たちに伝えてあげれたら」という思いから火祭り参戦を決めた。
優勝者に贈られる火祭り刀を手にポーズを決めた関本は「この刀をもって、コロナで落ちた全国の人間の心をプロレスで元気にしてきます! 大谷さんの代わりにはなれないけど、自分なりのゼロワンを伝えていきたい」と力強く誓った。












