ゼロワンの神尊仁社長が11日、前夜に救急搬送された〝炎の戦士〟大谷晋二郎(49)の現状について語った。

 10日の両国国技館大会メインで大谷は、ノアの杉浦貴が持つ世界ヘビー級王座に挑戦。だが15分過ぎにジャーマンでコーナーに投げられた直後に動けなくなり、都内の病院に救急搬送された。

 神尊社長は本紙の取材に「昨日(10日)と変わっていません。意識はありますけど、手足は動かせない。現状は医師の処置中ということです。正式な診断名については、今は病院側からの返事を待っている最中です」と語った。

 コロナ禍で面会が規制されてスタッフも会えない状況だが、早ければ11日夜には家族の面会許可が下りる可能性があるという。

 団体のメモリアル大会で起きたハプニングとなってしまったが、神尊社長は「何度も立ち上がってきた選手だから信じています。大きな大会を機にプロレスの神様が与えた試練なのかな。これも乗り越えていかないと」と神妙に語り奇跡の復活を願った。