女子プロレス「スターダム」のスーパールーキー・天咲光由(20)が、初のタイトル取りを逃した。

 21日の愛知・ドルフィンズアリーナ大会ではフューチャー王座の連続防衛記録を更新中の王者・羽南(18)に挑戦。

 3月11日のデビューからタイトル戦は初の舞台だったが、林下詩美やジュリアらトップ勢とのシングルを乗り越えた自負がある。物おじすることなくゴングと同時にドロップキック2発で奇襲攻撃を仕掛けると、ロープの反動を使ったDDT2連発を決めた。

 さらに王者の右脚をヒザ十字で捕獲するや、必殺の天聖(ダブルアーム式脳天杭打ち)でたたみかけた。だが、7月31日大田区大会で直接王者からピンフォールを奪った天橋立で丸め込むも、3カウントが奪えない。

 逆に王者のフェイマサー(ギロチン弾)を食らい、最後は顔面へのヒザ蹴りからブロックバスターフォールドでマットに沈んだ。

 試合後、「V9」の新記録更新を果たした羽南から手を差し出され健闘をたたえられたが、天咲は悔しげな表情を浮かべた。

 同王座は19年1月、同じ「クイーンズ・クエスト」のリーダー・詩美がデビューから4か月でスピード戴冠。天咲も5か月余りでの獲得を狙ったが、あと一歩が届かなかった。

 ノーコメントで控室に消えた天咲に対し、羽南は「天咲光由はまだまだだけど、自分のヒザはめっちゃ痛い。新人だけどめちゃくちゃ頑張っているし、またこのベルトを取りにきてほしい」と呼びかけた。今後については、26日の「NEW BLOOD4」(東京・品川インターシティホール)で一騎打ちするJUST TAP OUT所属のAoiとの試合にベルトをかけたいと表明。「NEW BLOODのメインでやりたいなと思います。この新世代のトップを私が走り続けたいと思います」と誓った。