女子プロレス団体「スターダム」のアイコン・岩谷麻優(29)の半生を描いた実写映画「家出レスラー」が制作されることが6日に発表された。

 岩谷は2020年8月に自伝『引きこもりでポンコツだった私が女子プロレスのアイコンになるまで』を出版。これを原作とした映画の制作が決定した。脚本は渡部辰城、監督はヨリコジュンが務める。ブシロードの木谷高明会長は「この本を読んで感動して、よくここまでなったなって。なんとかこれを映画化したら今の若い人に刺さるんじゃなかな、元気が出る人いるんじゃないかなと思った」と企画の意図を説明した。

 映画の主演はブシロードと業務提携関係にあるライブ配信サービス「SHOWROOM」協力のもとオーディションで選ばれる。詳細は近日中に発表される見込みだ。岩谷は「この映画をキッカケに、この先どうしよう、女優になりたいけどキッカケがない、全然オーディションに受からないとか、いろいろな皆さまの希望になってくれれば。引きこもり界のアイコンとして、誰でもチャンスがあるんだよってことを知ってもらいたい、そんな映画にしたいと思います」と目を輝かせていた。