女子プロレス「スターダム」両国国技館大会2デイズ2日目(27日)で、ワールド王者の朱里(33)が、岩谷麻優(29)を下し、V3に成功した。

 前夜、元盟友のジュリアを激闘の末に下してV2と共に袂を分かった朱里は、ダメージを残したまま岩谷の前に立った。試合は朱里の蹴り、関節技と岩谷の粘りと飛び技が交錯。月面水爆2連発などで追い込まれた朱里だが、最後は顔面蹴りから白虎(変型マフラーホールド)で固めて28分57秒でギブアップ勝ちを収めた。

 試合後は「両国2連戦でこのベルトを守り抜くことができました! すごくうれしいと同時に、正直ボロボロです」と歓喜。さらに「でもこれが終わりではない。スターダムには強い選手がたくさんいるので、どんどん防衛していきたいです。新しいユニットも4月から始動していくので楽しみにしていてください!」とさらなる躍進を誓った。

 一方、敗れた岩谷は「赤いベルトを取り返したかった…。今の実力なのかと思います」と目に涙。それでも今後、SWA王座に照準を定め出直すことを誓っていた。