女子プロレス「スターダム」両国国技館大会2デイズ2日目(27日)で、〝お騒がせ女〟ことジュリア(28)率いる「ドンナ・デル・モンド(DDM)」が、デスマッチ&ハードコアユニット「プロミネンス」と8人タッグ戦で激突した。

 前夜の両国大会初日はプロミネンスの世羅りさ、鈴季すず組がDDMの舞華、テクラ組を下し先勝。この日はDDM総大将のジュリアも加わったこともあって、8人タッグ戦は大混戦となった。

 試合の核となったのはやはり、かつてタッグを組んだジュリアと鈴季すずの〝再会〟だ。ビンタ合戦を繰り広げたかと思えば、鈴季が投げっ放しジャーマン。これにジュリアは顔面をヒザで打ち抜くなど感情むき出しでぶつかり合った。

 その後も試合は両軍入り乱れての戦いになったが、最後はDDMが徐々に押し込み、ジュリアが宮城もちをノーザンライトボムで沈めて3カウントを奪った。

 ジュリアは試合後「すずとはいいタイミングで必ず、一騎打ちを実現させるから。焦るなって」。鈴季から「お前のことをぶっ潰すまで消えないからな。逃げられると思うなよ」と目に涙を浮かべて宣戦布告されると「まあ、そう泣くなって。てめえらがスターダムから撤退するまで、徹底的に潰してやるよ」と受けて立つ構えを見せた。

 またジュリアは前夜、かつての盟友・朱里のワールド王座戦に挑戦し敗れるとともに袂を分かったばかりだが、今度はテクラと組んでタッグ戦線に殴り込むことを宣言。前日にゴッデス王座を戴冠したスターライト・キッド、渡辺桃に挑戦を表明した。