女子プロレス「スターダム」のワールド王者・林下詩美(23)が団体初の〝3冠王者〟誕生へ闘志満々だ。

 朱里とのV10戦(29日、東京・両国国技館)を控え「誰も成し遂げられなかった史上初の3冠となって、このスターダムの中心は私、林下詩美なんだと満天下に示します!」と拳を握り締めた。

 詩美が狙う3冠とは、現在保持するワールド王座に加え、ワンダー王座とSWA世界王座を同時戴冠する偉業だ。残る2本のベルトを巻くチャンスが訪れたのが、12日の高田馬場大会だった。

 同じ29日両国大会でワンダー王座のV7戦に臨む同王者の中野たむと「王者コンビ」を結成し、朱里、上谷沙弥組とダブル前哨戦で激突。上谷をハイジャックボムで下すと、朱里から「私はこのSWAもかけて2冠戦がやりたい」と戦線布告された。さらにバックステージでは中野から29日の両者防衛を前提に、その後のビッグマッチでワールド&ワンダーのダブル王座戦を提案された。

 これを受諾した詩美は「実はこの間、(おいっ子の)ちゅぐたんと千葉の動物園に行った時、ライオンにすごくひかれてずっと見てたんですよ。あの威風堂々としたたたずまいとどう猛さ…。百獣の王と言われるライオンのように、林下詩美も〝女3冠王者〟として頂点に立ちたい。成就させたら、東スポで(全日本プロレスの3冠ヘビー級王者)ジェイク・リーさんと対談とかどうでしょう」と不敵に語った。

 2017年に岩谷麻優がワールドとワンダーを同時戴冠し2冠王者となったが、SWAが加われば史上初の快挙。「22年も私の年にしますよ。そのためにもまずは朱里を倒して2冠。白(ワンダー王座)は年末の上谷次第ですけど、このクールにロイヤル、そして美しい林下詩美が女子プロ界の先頭に立ちます」と言い切った。

「今年頑張った自分へのご褒美はあるかって? それはもう、年明けのプロレスの興行ですよ。楽しみなものがいっぱいあるじゃないですか。その全てをじっくりゆっくり堪能するためにも、ベルトをしっかり守りたいんです」。まずは王者での越年を果たしてみせる。