ノアの「N―1 VICTORY 2022」初制覇を狙う〝マット界随一の偏屈者〟鈴木秀樹(42)が、好調の裏にある「IGF効果」を力説だ。

 28日川崎大会のAブロック最終公式戦で潮崎豪から5勝目を挙げてブロック突破が決定。優勝決定戦(9月3日、エディオンアリーナ大阪第1競技場)では、Bブロック1位の清宮海斗(26)と激突する。

 鈴木を奮い立たせているのが、26日に正式発表されたアントニオ猪木氏専属のマネジメント会社「株式会社 猪木元気工場(略名IGF)」の設立だ。旧IGFでデビューした経緯があるだけに「やっぱり前のめりにならざるを得ない。旧IGFに出ていたメンバーを考えると、コンプライアンスとか言ってる問題ではないですから。嘘つき、議員さん、八百長力士、私、家庭破壊の青木真也、それから2度ほど捕まえられた方。ざわつきますよ、私としては」と偽らざる本音を明かす。

 現にIGF設立発表後の公式戦は2連勝。リーグ戦の真っただ中に流れた一報がプラス材料だったとの説明は合点がいく。「心のざわつきって普通、マイナスになるじゃないですか。でも僕は闘志が増幅しましたね。プロレス界だと『え…?』みたいな感じでしょうけど、僕とか青木真也は『おお…』『ついに…』となるわけです」。

 一方的に追い風を感じている鈴木は「N―1覇者として工場員となるのもやぶさかではないです。トロフィーは重たいし勝手に持っていくものではないので、まずはアルカリイオン水を使った高級食パンを手土産に、元気をもらいに行こうかなと」。意味深長な言葉を連発しつつ、リーグ戦制覇の誓いを新たにした。