ノアのシングルリーグ戦「N―1 VICTORY 2022」(8月11日、横浜で開幕)で初優勝を狙う新日本プロレスの小島聡(51)が、早期復活を誓った。

 今年6月の「サイバーファイトフェスティバル」でGHCヘビー級王者となったが、16日の日本武道館大会で拳王に敗戦。防衛「0」で王座陥落となるも「忘れかけていたプロレスラーとしての血がよみがえったなっていうのはありましたね。すべてが久しく忘れかけていた感覚だった。『まだ小島ってできるんじゃねえか』って言ってもらってやっぱりうれしかったし、自信にもなったし欲にもつながった。すごく充実した期間でした」と振り返った。

 一方で外敵王者はベルトを失うと、そのまま撤退するケースが少なくない。「自分も正直、お役御免じゃないけど、これで今回の俺の、ノアでの仕事は終わったんだなって勝手に解釈してた」と明かすが、N―1にエントリーされて再起のチャンスを得た。「正直、ビックリしてるんですよね。ノアがまだ小島聡に求めてくれてるものがあるなら頑張りたい」と腕をぶした。

 史上4人目となる新日本、全日本、ノア3団体最高峰王座戴冠の「グランドスラム」を達成しており、新日本のG1クライマックスと全日本のチャンピオン・カーニバル制覇の実績も持つ。N―1を優勝すれば、来年引退する兄貴分の武藤敬司さえ成し遂げられなかった史上初のグランドスラム&3団体リーグ戦制覇の達成者となる。

「武藤さんという存在はもう超えられないと思っているので。でもそういう記録というものに着目してもらえるのであればやっぱり頑張りたいというのはすごくありますし、モチベーションにはなります」と目を輝かせた。「王者の期間は1か月くらいしかなかったし、初防衛戦で敗れてしまったというのもある。アッサリ終わるのも寂しいじゃないですか」。このままでは終われない。輝きを取り戻した小島が再びトップ戦線に返り咲く。