あと一歩が届かなかった。新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」ファイナルトーナメント準決勝(17日、東京・日本武道館)で、Bブロック1位のタマ・トンガ(39)がAブロック1位の前年度覇者オカダ・カズチカ(34)に敗れ決勝進出を逃した。
トンガンツイスト、SRC(デスバレーボム)、さらにはレインメーカーを切り返してガン・スタンを放つなど、積極的に得意技を繰り出した。しかしダメージが大きくカバーが遅れてしまい3カウントを奪えない。
追撃のガン・スタンをことごとく阻止されると、延髄斬りから変型ドライバーでマットに突き刺され形勢逆転を許す。最後はついにレインメーカーを浴びてしまい3カウントを奪われた。
16日のBブロック最終公式戦(日本武道館)で、IWGP世界ヘビー級王者ジェイ・ホワイトを撃破し逆転で突破を決めた。勢いをつけて臨んだ準決勝だったが頂点にはわずかに届かず「今夜でひとまず俺のトーナメントは終わった。あと少しだったんだけどな…」と悔し涙を流した。
今年3月にバレットクラブから追放された。「一時は自分自身を見失っていた」と打ち明けたタマだが「新日本プロレスに入ってきた当時、ヤングボーイだった自分自身を思い出したよ。何年もかけてここまで来た。それこそが探し続けていた俺自身だったんだ。そのタマ・トンガをG1の最中にようやく見つけることができたよ。もう俺はいいヤツでも悪いヤツでもない。タマ・トンガなんだ」ときっぱり。
悲願の初制覇こそ逃したが、さらなる飛躍へ確かな手応えをつかんだ。












