新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」24日大田区総合体育館大会のBブロック公式戦で、タイチ(42)がSANADA(34)に敗れ初黒星を喫した。

 ともに全日本プロレスでデビューした両雄の公式戦は、激しい意地の張り合いとなった。ローリングエルボーからタイガースープレックスホールドを決められたタイチは、これをカウント1でキックアウト。デンジャラスバックドロップで反撃に転じたが、SANADAもこれをカウント1で返し互いに譲らない。

 Skull End(変型飛龍裸絞め)からのラウンディングボディプレスをヒザで迎撃すると、タイチ式外道クラッチで3カウントを狙う。さらにジャンピングハイキックから上手投げを決めると、横綱式かち上げエルボーを発射。ところがこれをかわされると、SANADAの伝家の宝刀・オコーナーブリッジで丸め込まれ逆転負けを喫してしまった。

 初戦(17日、札幌)の石井智宏戦で白星発進を飾ったが、この日の敗戦で星取りは1勝1敗に。それでもタイチは「SANAやん、気持ちいいよ。タイチ、SANADA式の〝明るく楽しく激しいプロレス〟やれたんじゃねえか? 負けたけど、すがすがしいよ」と素直に対戦相手を認めた。さらには「俺は疑問だよ。なんでそんなとこにいるんだ? 内藤(哲也)、鷹木(信悟)に(先を)行かれて。こんなとこでくすぶってるんじゃねえよ。ハポン軍団のミドレンジャーで終わるぞ。そんなヤツじゃねえだろ。俺のかわいい弟分だからよく分かるよ。SANAやんにだったら1敗くらいくれてやろうじゃねえか」とエールも送った。

 もちろん自身もまだまだ優勝は諦めていない。ユーチューバーとの二刀流を成功させているタイチは「ユーチューブのためにあの賜杯持って帰らねえとな。俺はまだやれるぜ。今日もこのあと、生配信だ。やってやる」と気持ちを切り替え、軌道修正を誓った。