新日本プロレスは12日大阪城ホール大会の追加対戦カードとして、棚橋弘至(45)と後藤洋央紀(42)の「AEW世界暫定王座戦進出者決定戦」を5日に発表した。

 新日本は26日(日本時間27日)に米AEWの合同興行「Forbidden Door」(イリノイ州シカゴ)を控えている。これに先駆け1日(同2日)には棚橋が敵地に乗り込み、AEW世界王者のCMパンクに挑戦表明。ドリームマッチが急浮上した。

 ところがパンクは3日(同4日)の「AEW RAMPAGE」で、深刻な負傷を負ったため手術が必要であると説明。合同興行の出場が絶望的となった。

 パンクのAEW王座に関しては返上をすることなく、暫定王座が設けられることに。これを受け米国と日本で同王座を巡る戦いが勃発。米国では8日(同9日)の「AEW DYNAMITE」で行われるバトルロイヤルの勝者が、同日にジョン・モクスリーと対戦しAEW内のトップコンテンダーを決める。

 この動きに合わせて日本では棚橋と後藤が暫定王座決定戦に進出する権利をかけて戦うことになった。最終的には棚橋と後藤の勝者と、AEWのトップコンテンダーがそれぞれ両団体の代表者として、合同興行で暫定王座を争って激突することになる。なんともややこしい話ではあるが、ともあれAEW世界王座戦線は風雲急を告げてきた。