新日本プロレス4日の後楽園ホール大会で、タイチ(42)が一足早くノーロープマッチを実現させてしまった。

 タイチは9日両国大会でKOPW保持者・矢野通に挑戦する。ファン投票の結果ルールは自身提案の「ノーロープ場外押し出しマッチ」で行われる。この日はザック・セイバーJr.と組み、矢野、オカダ・カズチカ組とタッグで対戦した。

 異変が起きたのは10分過ぎだ。悪質タックルをレフェリーに誤爆させてしまった矢野に対し、タイチは横綱式カチ上げエルボーを決めてKO。無法状態となったリング上で、団体スタッフたちにも強要し、完全にロープを外してしまう。

 まさかのノーロープとなったリング上で、タイチはバックドロップで矢野を場外に落とそうとするが、この試合は通常のプロレスルールのため押し出しても意味はない。矢野が一本背負いを決めれば、タイチは上手投げと互いに互角の展開が続く。最後はタッチを受けたザックが矢野を複合関節技「クラーキー・キャット」で捕獲。結果的にロープが外されてしまったため矢野はエスケープすることができず、ノーロープがチームの勝利を導く格好となった。

〝予行演習〟を終えたタイチは「矢野一色だったKOPW、俺が全部変えてやるから。なんだったら、KOPWでメインイベントやってやるよ。日本武道館、両国国技館、東京ドーム、それが無理なら後楽園ホール、新木場、どこでもやってやる。俺が見たことない世界に連れてってやるよ、KOPW」とタイトル奪取後の公約。

「今日みたいなノーロープ、もう1回見たいだろ。間違いなく、もっとすげえノーロープ見せてやるから。ただ10秒くらいで終わるかもな。一気に押し出してな。悪いけど」と電車道も予告した。

 今や3月からユーチューブでスタートさせた「聖帝タイチのゲーム実況チャンネル」を〝本業〟とまでうそぶく挑戦者は「4・9の後は祝賀会だ。お前ら、スーパーチャット準備して待ってろよ。すぐ登録しろよ、俺のチャンネル」と言い残して控室へ。宣伝にも余念がないのはさすがとしか言いようがなかった…。