ジュニア新時代の旗手が栄冠をつかんだ! 新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」優勝決定戦(15日、東京・両国国技館)は前年度覇者の高橋ヒロム(32)がYOH(33)を撃破し、史上2人目となる大会連覇を達成。「レッスルキングダム」(来年1月4、5日、東京ドーム)でIWGPジュニアヘビー級王者エル・デスペラードへの挑戦が決定的となった。最多タイとなる3度目の優勝を果たしたことで、団体旗揚げ50周年イヤーの「ジュニアオールスターリーグ戦」の開催を熱望した。
魂の激闘は38分を超える長期戦となった。YOHのファイブスタークラッチをカウント2で返したヒロムは、トラースキックからの首折り弾で逆転。最後は渾身のTIME BOMBⅡで熱戦に終止符を打った。
試合後は史上2人目の連覇、歴代最多タイとなる3度の優勝実績を引っ提げて王者のデスペラードに挑戦表明。「俺は諦めてねえぞ。1・4、1・5、どっちでもいいぞ。メインイベントを要求する。俺の夢は変わらねえ」と豪語した。
その一方で、昨年に続き「ワールドタッグリーグ(WTL)」との同時開催となったBOSJの改善案も口にする。同時開催は最終日に優勝決定戦が2試合組まれる豪華な印象があるが、裏を返せば話題が分散するデメリットがあるからだ。ヒロムは「来年は単独開催がしたいです、とりあえず。同じ団体で、どっちがメインとか争うのつらいですよ」と口にする。
例年5~6月に行われてきたBOSJが年末のWTLとの同時開催になった背景は、コロナ禍により外国人選手招聘の壁が高くなった事情がある。出場選手は過去最多となった2019年大会の20人から、昨年が10人、今年が12人となり、2ブロック制から1ブロック制に変更された。
だがヒロムは「もちろん新日本のメンバーだけでもすげえ大会になるってことは証明したけど、目新しさはないですもんね? 時代は変わっていきますから、刺激を取り入れて新しいものにしていかないと。今こそこの〝鎖国状態〟をぶち破る時なんじゃないかな」と提案する。
1994年にスタートしたBOSJには黎明期から他団体選手が大会を盛り上げてきた歴史があり、2011年に初めて他団体勢として優勝を果たした飯伏幸太(当時DDT)を筆頭に多くのスターを輩出してきた。
近年は他団体との交流が途絶えていたが、来年1月8日横浜アリーナ大会ではノアとの対抗戦が発表され風向きは変わりつつある。「せっかくノアと対抗戦があるんだったら可能性はあるんじゃないかと思いますけどね、俺は。出たい人はいるんじゃないですか? 俺はありだと思いますけどね、もちろんノアに限らず」と持論を展開した。
さらにその先にはBOSJ以上のビッグイベント実現という願望もあるという。「BOSJ、Jカップとは別に、50周年にふさわしいジュニアの祭典、オールスターリーグ戦とかやってほしいですね。いろんな団体から本当に強い選手だけを集めてやりたい。俺は他団体にも興味ある選手いますし。もちろんそれができる時にはドラゴン・リーにも来てほしいです」
来年はIWGPジュニア王者として大暴れする決意に変わりはない。タイムボムがメモリアルイヤーの主役になる。












