新日本プロレス来年1月5日東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王座に挑戦するウィル・オスプレイ(28)は、現段階で予定通り参戦に支障がない見込みであることが分かった。

 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大を巡る水際対策として岸田文雄首相は29日、全世界を対象に外国人の入国を30日午前0時から禁止すると発表。各スポーツイベントへの参加が発表済みの外国人選手は来日できるのかどうか、一つの焦点となっている。

 新日本プロレスでは1月4日東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王者の鷹木信悟がG1クライマックス覇者オカダ・カズチカとのV4戦を行う。同戦の勝者に翌5日大会で挑戦することが発表済みのオスプレイは、英国に居住しており現在米国を主戦場としているため、参戦できるのかファンから不安視する声が上がっていた。

 この状況を受けて30日の後楽園大会後、取材に応じた大張高己社長は「現状のルールでは定期参戦中の外国人レスラーの入国は、支障がない見込みです。あくまで新規入国が規制されていると。(定期参戦外国人レスラーは)日本で仕事をできるビザの取り方をしているので、そういう人たちは再入国扱いになると聞いている。これは外務省に確認してあります」と明言。オスプレイも予定通り来日し、東京ドーム大会参戦が可能との見解を示していた。