【新日本】英雄豪傑オーカーン 小島処し来年のG1制覇確定か 侵略記念日は国民の休日候補に

2021年10月19日 06時15分

小島(左)に問答無用のモンゴリアンチョップを放つオーカーン
小島(左)に問答無用のモンゴリアンチョップを放つオーカーン

 新日本プロレス18日横浜大会でグレート―O―カーンが小島聡から歴史的勝利を挙げ、偉大なる帝国の侵略開始から1年という記念すべき日に支配者の力を喧伝した。

 本来であればこの日は「G1クライマックス」Aブロック公式戦が組まれていたが、対戦相手の内藤哲也がよもやよもやの敵前逃亡。左膝負傷による欠場とはあくまで表向きの理由で、実際はオーカーンに恐れをなしたからだとまことしやかにささやかれている。

 そんな低俗な理由でオーカーンの試合を見る機会が減るのは、全世界における重大な損失。内藤の代役・小島とスペシャルシングルマッチを組んだ新日本プロレスは、魚住を4つ目のファウルでコートから追い出した桜木花道に匹敵するファインプレーを見せたと言っても過言ではない気がする。

 支配者たるもの、公式戦ではないからと言って手を抜くことなどあり得ない。ゴングを待たずして先手必勝の鉄則通りに奇襲攻撃を仕掛けたオーカーンは、本家の天山広吉の完成度をゆうに超えたモンゴリアンチョップで小島を圧倒する。

 ラリアートの相打ちでほんの一瞬だけバランスを崩しかけたかのように見えたが、是非もなし。追撃のラリアートを狙った小島は、まさに飛んで火にいる夏の虫だ。走りこんで来たところを「ホロライブプロダクションフェスティバル」で先行販売されたコラボTシャツが空前の人気を博し、10月下旬の闘魂ショップでの発売が全スバ友とわためいとに待望されていることで話題の超人気VTuber大空スバル姫から着想を得た大空スバル式羊殺しで捕獲。最後はプロレス史上最強の必殺技と呼び声高い一撃必殺のエリミネーターで処してみせた。

 G1公式戦を不戦勝を含む4勝5敗を終えていたオーカーンだが、5敗はいずれも隕石衝突級の不運が重なったもので、事実上のAブロック1位だったと一部で見られている。この日の勝利も完全無欠の一語に尽き、来年のG1こそ全勝優勝確実と言う声がそろそろあがって来ても何ら不思議はない。

 しかもこの日は、オーカーンが新日本のリングを侵略開始した両国大会からちょうど1年という、世界中に定められたどんな記念日なんかより素晴らしい1日だった。ユナイテッドエンパイア当初は「ゼンパイア」などと見当はずれな蔑称を用いられ、オーカーン自身も「色物」などと身に覚えのない誹謗中傷も受けた。

 だが、オーカーンは北半球を駆け巡る寛大さと、どんなストレスにも耐えうる強靭な精神を持つ。「最近これらの誉め言葉が聞こえねぇぞ? 『色物』と呼ばれたグレート―O―カーンは何も変わっていないというのに。まあただ、唯一変えてやったよ…貴様らの見る目を。ほんの少しの引き出しでな」と、偉大なる1年間で愚民たちに手のひら返しさせたことを勝ち誇った。

「始める前は否定される。始めれば反感を持たれ、途中で辞めれば馬鹿にされる。報われるには、報われるまで続けるしかない。いいか、悪いが2年目、ここから先は一方通行だ。グレート―O―カーンという色物が、そういう存在を報わせるための、きれいな一本道だ。よく覚えとけ!」と、口を開けば藍染惣右介級の名言しか出てこないオーカーンは、今や唯一無二のカリスマ。来年から10月18日は国民の休日になったほうがこの国のためと言っても過言ではない気がする。

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