新日本プロレス12日仙台大会「G1クライマックス」Bブロック公式戦で、SANADA(33)がYOSHI―HASHI(39)を下し3勝目を挙げた。

 昨年大会の公式戦でYOSHI―HASHIに敗れているSANADAは、この日も苦戦を強いられた。スワントーンボムを剣山で迎撃した際にヒザを痛めたのか、ダブルニーアタックからKUMAGOROSHIを浴びて窮地に。丸め込み合戦でも緊箍児で3カウントを狙われるなどあわやの場面の連続だ。

 それでもカルマをドラゴンスリーパーの体勢に切り返すと、YOSHI―HASHIの両足をトップロープに乗せてダイヤモンドカッターを発射。最後は腰へのラウンディングボディプレスからSkull End(変型飛龍裸絞め)で捕獲しギブアップを奪った。

 昨年の準優勝者として悲願の初制覇を狙った今大会は、中盤戦でまさかの脱落。それでも前を向くSANADAは「常々、前から思ってますけど、こういう一つひとつを大事にする。もう俺に残されたのは、それしかないんで、一つずつしっかりやってれば、また希望が見えると思うんで」と豪語。未来の栄光につなげるために、いまは一つでも多く勝ち星を重ねていくしかない。