【新日本】鷹木 NJCに参戦する真の狙い

2020年02月21日 16時35分

NEVERベルトをくわえる鷹木だが、その視線の先には――

 暴君王者は大胆不敵だ。新日本プロレスの東京・後楽園ホール大会(20日)で石井智宏(44)の挑戦を退け、NEVER無差別級王座の初防衛に成功した鷹木信悟(37)が「NEW JAPAN CUP(NJC)」(3月4日、後楽園で開幕)出場を明言した。ただ、同トーナメント参戦の“真の狙い”は、例年優勝者に与えられるIWGPヘビー級王座(現王者は内藤哲也)への挑戦権ではないという。その真意とは――。

 無骨な男同士の王座戦は互いに一歩も譲らない、意地と意地のぶつかり合いとなった。鷹木は無数の打撃を受けながらも、鷹木式GTRからパンピングボンバーで反撃。最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンで肉弾戦を制し「今の魂と魂のぶつかり合い、これがプロレスだ!」と勝ち誇った。

 NEVER王座最多戴冠記録(5回)を保持する、前王者の後藤洋央紀(40)と石井を連破。快進撃を続ける鷹木の次なるステージはNJCだ。「そんな面白いもん、俺が出ないわけないだろ!」と出撃宣言を繰り出した。

 NJCでは2014~18年まで優勝者にIWGP、インターコンチネンタル(IC)、NEVERの3王座の挑戦選択権が与えられた。しかし、昨年は再び挑戦ルートがIWGPに一本化され、他のシングルベルト保持者にも出場する権利が生まれている。現IWGP王者の内藤はICとの2冠王者として君臨するだけに、鷹木がNJCに勝てば“3冠戦”の機運まで高まりそうな状況だ。

 ところが鷹木は「特権なんて、俺が決める。優勝しておいて、わざわざ俺から2冠に挑戦する気なんてないよ。3冠戦というタイミングでもないしな…。俺自身NEVERの価値を高めると言ってきているわけだから」と否定。その上で「俺が優勝した暁には、NEVERのベルトにその時一番強いヤツを挑戦させる」と、代わりに次期挑戦者の指名権を要求する意向を表明した。

 NEVERとNJCの2冠を盾に、2冠王者を挑戦者の立場に回そうという大胆不敵なプランと言えるが、内藤は3月3日の大田区総合体育館大会でノンタイトル戦ながらIWGPジュニアヘビー級王者・高橋ヒロム(30)との一騎打ちを控える。鷹木は「その試合の勝者をNEVERに挑戦させる。そうすればベルトの価値も爆発的に上がるだろ」とぶち上げた。

 どこまでも自分が中心で“ジャイアン要素”満載の青写真。ザ・ドラゴンが常識を破壊し、我が道をばく進する。