【新日本】中西学「ファイナルロード」発進 真壁を担ぎ健在ぶり披露

2020年01月26日 00時00分

真壁を担ぎ上げる中西

 2月22日の東京・後楽園ホール大会で現役を引退する新日本プロレスの“野人”中西学(53)が、「THE NEW BEGINNING」開幕戦(25日、茨城・古河)でファイナルロードをスタートさせた。

 第3世代の盟友・天山広吉(48)と組んで真壁刀義(47)、本間朋晃(43)組と対戦。引退表明後初の試合に登場すると、入場の花道でパートナー・天山とガッチリ手を握った。

 シリーズ前に行った会見では引退の理由として、2011年に中心性脊髄損傷の大けがを負って以降「思うようなプロレスができなくなった」ことを明かしていた。

 だがリングに上がる以上は、最後まで野人のファイトを貫く。まずは逆水平チョップを繰り出し、天山のモンゴリアンチョップと“競演”。さらに咆哮を上げての首折り弾でなぎ倒すと、代名詞のアルゼンチンバックブリーカーに捕獲。担いだ真壁を本間に投げつけてダメージを与えていく。

 ところが天山との連係を真壁のダブルラリアートで阻止されると、今度は集中砲火を浴びてしまう。本間の小こけしから真壁の首折り弾を浴び、最後はキングコングニードロップで沈められた。

 無念の敗戦を喫した中西だったが、試合後は立ち上がり、リング四方に深々と頭を下げた。会場からは大きな拍手が巻き起こった。

 引退が決まっていようと、最後まで己の信じたレスラー道を突き進むのみ。中西は「残された試合で絶対、返したるからな」と雪辱を誓った。シリーズ全戦で共闘する天山も「最後までガッチリやろう。最後の花道、ニシオ君(中西)が思いっきり暴れられるようにヘルプしていきたい」と改めて全面サポートを約束した。

 27年以上にわたり超人的なパワーを生かしたプロレスでファンから愛されてきた野人が、残り約1か月の戦いで完全燃焼する。