ドラゴンゲートで初のGHCタッグ王座戦開催が決定した。実現させたのはノアの至宝王座を“天才”丸藤正道(40=ノア)とのコンビで保持する望月成晃(50)だ。

 7日の後楽園大会のメイン後に突如としてリングに乱入。第2試合では箕浦康太(21)を鋭いハイキックで沈め、相変わらず好調の鉄人は「ノアからも丸藤正道からも、許可は得ている。挑戦者も俺に一任されている」と不敵な笑み。さらに「来月の後楽園でGHCタッグ選手権、見たくないですか?」と3月5日の東京・後楽園ホール大会でタイトル戦実施を呼びかけ、大歓声を浴びた。

 これに呼応したのが極悪ユニット「R・E・D」の吉田隆司(37)だ。ドラゲー屈指の重量級はディアマンテ(27)を引き連れ「なかなか面白そうやんか。GHCタッグはヘビーのベルトや。お前みたいな小さくて弱そうなおっさんよりも、俺とディアマンテのようなデカくてかっこいいのがふさわしいんちゃうか? お前からベルトを奪って、俺がノアに乗り込んだるからな!」と宣戦布告だ。

 望月はこれを了承し「あんな野郎をノアに行かせるわけにいかないからきっちり防衛しないと」と必勝を自らに課した。ドラゲーをかき乱す極悪ユニットが団体の枠を超えてノアに上陸すれば、パニックは必至だ。望月と右ヒザ手術で欠場中の丸藤は、水際で方舟を守れるだろうか。