【全日本】宮原健斗が浅草で決意 “令和の寅さん”殺法で16日ジェイクの3冠王座奪う! 

2021年10月12日 06時15分

浅草で3冠奪取を誓った宮原
浅草で3冠奪取を誓った宮原

 全日本プロレスのエース・宮原健斗(32)が、来年に創立50周年イヤーを迎える団体を次なるステージに導く。王者ジェイク・リー(32)との3冠ヘビー級選手権(16日、東京・大田区総合体育館)を控え、スターの証しがある東京・浅草を訪問。王座奪取にかける思いを激白した。一方で受けて立つジェイクは、気合十分の挑戦者を冷酷に切り捨てた。

 お台場の自由の女神像に上野の西郷隆盛像、そして東京タワー…。大一番を前にすると、なぜか都内の名所で意気込みを語ってきた宮原が今回姿を見せたのは浅草の地だ。今度こそ縁もゆかりもなさそうだが、訪れたのにはれっきとした理由がある。

「実は僕は子供のころから親の影響で渥美清さんが好きで、尊敬しているんです。3冠戦を前に、その渥美さんが若かりし時代を過ごした浅草で気合を入れようと…」

 雷門を見つめながらこう明かすと、緊急事態宣言が明けて人通りが戻った仲見世通りを歩きながら「こうやって街が徐々に活気を取り戻しているんだから、プロレスも元気なんだというのを見せなきゃいけないんです」と力を込めた。その上で「そのためにプロレス界最高のスターである僕が3冠ベルトを巻いていなければならないんですよ。だから必ず勝ちます」とナルシシズムを全開にした。

 その後もおもむくままに歩を進め、気がつけば浅草公会堂の前にいた。現在は改装中で「スターの広場」にこそ入れなかったのはご愛嬌だが、通りには水谷豊や加藤茶、野口五郎といったスターの手形が並ぶ。宮原は神妙な面持ちで見つめ、時にそこに手を重ねた。

 そして「プロレスをより世の中に広めるのに、今こそ飛び抜けたスターが必要なんですよ。それこそ、ここに手形が飾られるくらいの。そこに到達できるのは僕しかいないでしょ。だから頑張らなきゃいけない」と決意を新たにした。

 中でも長時間、目を留めたのが尊敬する渥美さんの写真だ。「僕が理想とする表現者の一人なんです。人間・渥美清の素の部分を見せず俳優であることに徹したりとか。(映画・男はつらいよの)寅さんの清濁併せ持つイメージとか」と説明し「僕も寅さんのように、清濁併せ持つ戦いでジェイクを倒したいと思います」と語った。

 わずかな時間の滞在だったが、収穫は予想以上に大きかった。歴代スターからパワーを得た宮原は「(ジェイクは)完全に自分のスタイルを確立した感覚はありますよね。ただ、それが僕とは全く交わるところがない、正反対。僕が目指すのはファンを巻き込むスーパーヒーローのような姿ですが、彼はいったい何を目指しているのか。その考え方の激突にもなるでしょうね」と分析し、勝利を期した。

〝令和の寅さん〟を目指すエースに勝利の女神はほほ笑むのか。

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