W‐1は27日、都内の事務所で会見し、新体制に移行することを発表した。4月1日付で武藤敬司社長(54)が会長職に就き、新社長には林和広(43=リングネームはカズ・ハヤシ)が就任する。

 武藤は「世の中がスピーディーに変わっていく中、プロレス界も同様に変わっている。未来に向けて新しい布陣で挑むことになった。俺は会長という役割で、林社長をサポートしていきたい」と話した。

 1年前から社長就任の打診を受け、経営について学んでいたというカズは「また武藤さんから大きなステップ台を置いてもらった。ボクが43歳で武藤さんの次に年上の人間になったので、ここは決断が大事と思った」と引き受けた経緯を説明した。

 また、副社長はカズの意向により近藤修司(39)が務め、CEOとして携わっていたDDTの高木三四郎社長(47)は相談役として引き続きサポートを続けることになった。

 2013年9月8日の旗揚げから3年7か月、W‐1は新たな布陣でマット界の荒波をこぎ進む。