
地方の力で業界を熱くする――。ローカル団体の日本最強タッグを決める「全国プロレス選手権大会 グローカル・タッグトーナメント2022」の会見が4日、都内で行われた。
今年で2回目を迎える同大会は前回の6団体から倍増となる13団体が参戦。今回から九州プロレスの筑前りょう太理事長、みちのくプロレスの新崎人生コミッショナー、大阪プロレスのゼウス社長、琉球ドラゴンプロレスのグルクンマスク社長、2AWを運営するオンリーアドバンスの十枝利樹会長で実行委員会を結成し、団体間の情報共有に力を入れていく。
筑前理事長は地方創生とプロレス業界の発展の2大テーマを掲げる。「プロレスだからこそ地域を元気にできるんじゃないかなと。九州プロレスは年間100社以上の企業の応援で成り立っていて、非常に期待を感じる」
さらに国内バスケットボールリーグの再編でBリーグが誕生したことや、空手が五輪競技になったことを例に「プロレス界としてもまとまって、ベクトルを定めてやっていく必要がある。九州プロレスの失敗や大阪プロレスの成功、いろんなものを各団体で共有して結果的にプロレス界が成長していければ。それが一番いいんじゃないか」と力を込めた。
各団体1チーム(九州プロレスとみちのくプロレスは2チーム)に世界的に活動する「グローバル枠」を加えた全16チームによるトーナメントは10月4日の東京・後楽園ホール大会で開幕。同日に1回戦、11月12日の大阪・アゼリア大正大会で2回戦、12月3日のアクロス福岡大会で準決勝と決勝を行う。
また、13団体のうち1団体は「一般公募枠」としており、筑前理事長は「私たちの目の届かないところにいるかもしれない。もしも興味を持っていて、職業としてプロレスに取り組みたい、地域を盛り上げたい団体がいれば連絡をいただければ」と、参加を呼び掛けた。
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