東京女子プロレスのプリンセス・オブ・プリンセス選手権(9日、後楽園ホール)は、王者の中島翔子(30)が愛野ユキ(27)を退け、初防衛に成功した。

 序盤からトペ・スイシーダ、トペ・コンヒーロを炸裂させた王者は、これで一気にペースをつかんだ。挑戦者の反撃も、持ち味のスピードを武器に封じてみせる。最後はダブルアームDDTからダイビングセントーンを決めて快勝した。

 試合後はパートナーのハイパーミサヲが次期挑戦を表明。「ハイパーミサヲは中島翔子の最高のパートナー。受けるに決まってる」と受諾した王者は、5月3日後楽園大会でのV2戦を提案した。

 ところが「もちろんです!」と返答したミサヲにリング上で襲われた揚げ句、「イエスと言ったところから戦いは始まっているんだよ。そのベルトをもぎ取ってやるから」と宣戦布告された。

 中島は「最高のパートナーと言ったけど前言撤回です」と怒りをにじませながらも「ヒーローとの戦いにも負けない。私はこの団体のてっぺんとして、最高の大怪獣として暴れ回っていくので」と誓い、早くも次なるタイトル戦に目を向けた。