〝筋肉アイドル〟こと女子プロレスラーの才木玲佳(29)が26日、自身のSNSを更新し、プロレスを引退すると発表した。

 ツイッターで「私、才木玲佳は、2022年3月31日をもちまして、筋肉を卒業します」と報告。「約2年半前に顎を骨折して以来、休業していたプロレスも引退することに決めました」とし、5月3日の東京女子プロレス後楽園ホール大会で引退セレモニーを行う予定と発表した。

 慶大卒業後、才木はアイドルグループ「Cheer♡1」のメンバーとして活躍。2015年10月にW―1が開校したプロレス専門学校「プロレス総合学院」に1期生として入学し、16年3月のデビュー後は東京女子を主戦場とした。その後はW―1に所属する唯一の女子選手となったが、19年8月の試合で「右側下顎角部骨折」を負い長期欠場が続いていた。

 筋骨隆々の体を武器に「筋肉アイドル」という新たなジャンルを打ち立てた才木だが、「ありたい自分や、やりたいことも変化していき、次第に筋肉との方向性の違いを感じるようになりました」という。また、顎は完治しプロレス復帰を望む声も届いていたが「自分の心と相談した結果、復帰は難しいと判断しました」という。

 今後については「俳優業にもチャレンジしたいと思っていますし、筋肉のイメージに縛られず、お仕事の幅を広げていきたいので、この度、筋肉を卒業する決心を致しました」とつづった。