〝プロレス・格闘技の聖地〟と呼ばれる東京・文京区の後楽園ホールが60周年を記念した初のプロレス興行「還暦祭」を開催することが明らかになった。1962年4月16日のオープンから60年を迎える来年4月15、16日に行われ、新日本プロレス、全日本プロレスをはじめとする複数団体の選手が出場する予定。果たして、どんなメンバーがそろうのか――。

 後楽園ホールは1962年4月16日に「後楽園ジムナジアム」の名称でオープン。67年から「後楽園ホール」に名称を変え今に至る。これまでボクシングやプロレスの〝聖地〟として幾多の名勝負の舞台となり、来年で60周年を迎える。

 同地で初めてプロレス興行が行われたのは66年11月25日のこと。日本プロレスの興行で、メインはジャイアント馬場VSルイス・ヘルナンデスの3本勝負だった。馬場はその後もデビュー30周年記念試合や還暦記念試合など節目の試合を同会場で行っている。

 後楽園ホールでは60年を記念してプロレス興行の開催を決意。自ら大会を開催するのは60年の歴史で初となる。節目の年ということで「還暦祭」と銘打ち、4月15日に「女子プロレス・ドリームフェスティバル」を、翌16日に「50周年・新日本プロレス+全日本プロレス」が開催される。

 出場選手は未定だが、聖地が主催する〝お祭り〟だけに多くの協力が予想される。16日大会はサブタイトル通り、来年創立50周年イヤーを迎える新日本と全日本の両団体の選手が出場することになるだけに、普段は見られない豪華カードの実現が期待される。

 来年1月8日の新日本横浜アリーナ大会では新日本とノアの対抗戦が行われるが、こちらも同様にピリピリムードとなるのか、それとも――。大会の詳細は来年以降明らかになっていくと見られ、今後の展開に期待だ。