年末に向けて女子プロレス界に激震の予感 本格的な〝格差の時代〟が到来か

2021年11月20日 07時00分

プロレス団体としての活動を終える「アクトレスガールズ」(写真は2020年11月=東スポWeb)
プロレス団体としての活動を終える「アクトレスガールズ」(写真は2020年11月=東スポWeb)

【取材の裏側 現場ノート】女子プロレス界が何やら騒がしくなっている。先日は「アクトレスガールズ」が、12月31日をもってプロレス団体としての活動を終了すると発表した。

 2015年9月の旗揚げから定期的に興行を開催し、他団体の興行にも積極的に選手を出してきた。だが「コロナ禍による集客制限や収益の悪化など現況を打破するには、このタイミングで原点回帰して今後は女子プロレスからアクトレスガールズへと独自の方向で活動して参ります」としたように、昨年からのコロナ禍が大きな影響を与えた模様だ。

 すでに水面下では、選手たちの去就をめぐりさまざまな情報が飛び交っている。当然、既存の団体も調査を入れており、1年を通じて活動する女子プロ界が、プロ野球界で言う〝ストーブリーグ〟の様相を呈している。

 記者がその動向を探っている最中、年末に向けて別の動きがあることをキャッチした。関係者の情報を総合すると、他の団体からも主力選手が複数名離脱する見込みだという。業界にさらなる激震が走るのは確実で、一気に〝買い手市場〟となりそうだ。

 ある女子プロ団体関係者は「弱肉強食の時代ですから仕方ないでしょう。これだけ団体があって〝共有〟できるわけがないですし。プロレス団体は3人いれば、団体として成立するかもしれない。だけど今後は格差がはっきりする時代になるでしょうね」と語る。

 コロナ禍で業績を伸ばし続ける業界盟主のスターダムは、12月29日に東京・両国国技館大会を開催する。1強時代は続くのか、それとも――。引き続き取材を進めてみたい。

(プロレス担当・小坂健一郎)

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