AJ オカダ極悪葬 IWGP王座非道戴冠

2014年05月04日 09時00分

AJスタイルズの蹴りをくらうオカダ

 新日本プロレス3日の福岡国際センター大会で行われたIWGPヘビー級選手権は挑戦者のAJスタイルズが王者オカダ・カズチカを撃破し第60代王者に輝いた。13か月に及ぶレインメーカー政権を打倒したAJは、2006年7月に王座剥奪されたブロック・レスナー以来史上6人目の外国人王者に君臨。極悪非道な王座強奪で、どんたく決戦はまさかのバッドエンドとなった。

 昨年4月から築かれていた磐石のレインメーカー政権を打倒したのは、米国マット界最後の大物・AJだった。

「フェノメナール(驚異的)」の異名を誇るAJは、かつてオカダが海外遠征をしていたTNAで当時エースとして活躍していた。その実力をいかんなく発揮し、レインメーカーをカーフカッター(変型レッグロック)やオーバーヘッドキックで切り返すなど王者と互角以上の攻防を見せた。

 フェノメノンDDTからのスパイラルタップをかわされて窮地に陥るも、ここで極悪外国人軍「バレットクラブ」が介入。あまりの大人数にレフェリーも事態を掌握しきれない。さらに何とここ最近無気力ファイトが続き不穏気配を漂わせていたCHAOSの高橋裕二郎が、まさかの造反でバレットクラブに電撃加入。東京ピンプスでオカダをマットに突き刺す。

 まさにオカダのセコンド・外道以上に外道な手口で主導権を奪い返したAJが、このチャンスを逃すわけもない。ブラディサンデーからのスタイルズクラッシュ(変型フェースバスター)をさく裂させ、3カウントを奪って見せた。

 手段を選ばずしてレスナー以来の外国人王者となったAJは「俺は世界一のレスラーだから当然だ。ベルトを取ったからって、何か特別な感情があるわけでもない」と豪語。現地時間17日の米国・ニューヨーク大会でのマイケル・エルギンとV1戦を皮切りに「世界中どこでも防衛戦をやる」と不敵に言い放った。

 到底納得いかぬオカダサイドは早期再戦を要求したが、AJは「契約書さえ作ればいつでもやってやる」と余裕の表情。カネの雨が降り黄金に輝いたIWGPのベルトは、一夜にして黒く染め上げられた。