見事な火消し登板で念願の初白星を手にした。連敗を3で止めた24日の阪神で2番手のセットアッパー・湯浅京己投手(22)が、4年目でプロ初勝利に輝いた。
今季19ホールドと成長著しい湯浅は、この日も8回途中の2番手でマウンドへ。エース・青柳がリードを守り切れず代打・三ツ俣に適時打を浴び4―4同点、なおも一死二塁と流れが相手へ傾きかけた難所だった。
「準備をしっかりできていたので、アウトにできてよかった」。光ったのは持ち前の強心臓と冷静な判断力だ。溝脇の投ゴロを好フィールディングで抑えると、二塁走者が三塁へ向かって飛び出しているのを見逃さず、冷静に二、三塁間で挟殺に仕留めてピンチの芽を奪う。
続く高橋周は打ち取った三ゴロ。これを糸原が処理にもたついて再び一、三塁とされてしまったが、湯浅は動じなかった。「気持ちで負けないように向かっていきました」と京田をフォークで左飛に打ち取って危機を脱出した。
直後の8回裏、二死満塁から代打の梅野が決勝適時打を放ち、うれしいプロ初勝利が転がり込んだ。
ウイニングボールを手に上がったお立ち台では笑顔で「素直に嬉しいです」。これまで、たび重なる腰の故障に悩まされてきた。苦節4年目で手にした念願の初勝利に「こうして今、野球がやれているのもトレーナーさんとか、お世話になった色々な方々のおかげ。本当にたくさんの方々に感謝したいです」と謙虚な言葉を口にした。
ひたむき好青年のさわやかな初勝利スピーチに、聖地を埋めた虎党は惜しみない拍手を送っていた。












